【相談日記】「とにかくやってみる。」こともたいせつ~Nさん(40歳代後半・男性・無職)~

Nさん(40歳代後半・男性・無職)は、高校を卒業後、事務職にて就職をしますが、会社の体制に悩まされ、数年で退職。その後、転職した会社で勤めている時に起業の夢が膨らみ、20歳代後半で飲食店を開業しました。

当初は、地元関西ではない地方で出店をし、地域の繁盛店となりました。約10年が経過した頃に家庭の事情で関西に戻り、新たに出店をすることに。

関西での出店や商売は初めてであったため、当初は戸惑いもありましたが、過去の成功経験を信じて店の経営を続けてきました。

地方出店のような繁盛を生み出すことはできませんでしたが、自分の味を追求する姿勢で徐々に常連客ができるようになりました。

しかし、ここ数年、自店の宣伝を広くしてこなかったためか、新たな常連客が減ってきました。
併せて、店舗経営の危機となるような出来事が続き、やむなく閉店をする決意をしたのです。

そこで、新たな人生を送ることになったNさん。
勧められるがままに、電気工事関連の職業訓練に通うことになります。

職業訓練に数か月通ってみて、新しい発見があり、興味を持ったものの、いざ修了が近づくと就職活動がうまく進みません。
そして、Nさんは受講中に取得した資格だけが手元に残り、修了することになりました。

実務経験もなく、年齢も40歳半ばを過ぎている自分がどのような職場で活かすことができるのか、だんだんわからなくなってきました。

そして、相談室に訪問されたのです。

Nさんは、接客と調理の技術を20数年間、経験してきました。
その中では、お客さんの笑顔やエール、自身の技術研さん等、高いモチベーションを持ちながら取り組めてきたことでしたが、今、全く違う分野への就業を求めている中で、なかなかモチベーションが上がりにくい状態になっています。

新たな職についてのイメージができないのか、過去の職に未練があるのか……。

いずれにせよ、新しい自分のキャリアをスタートする時です。
今までの自分自身の経験の中で似たような経験をしてきたこともあるでしょう。
苦難を乗り越えてきた経験もあるでしょう。

そのような履歴書の職歴欄では表現できない経験値が今後のNさんを支えてくれるはずだと思います。

Nさんとは、過去のキャリアに対して「俯瞰的に見つめなおしましょう」と、意見交換を重ね、半生を振り返りました。

振り返った中で、「はたらくことで実現したいこと」を整理していき、今後の就職活動に活かしていくことになりました。

Nさんに限らず、今までとは違うキャリアを歩もうと考えている人は多いです。
でも、その多くの方々が悩まれるのは「経験値のなさ」です。

経験値が少ないことで新しい自分の可能性を見出しにくい状態に陥っています。

時代はめまぐるしく変化をしていっています。
同じ職を続けていても、10年前とは周囲の環境に変化が訪れているはずです。

それらの変化がある以上、柔軟に順応していくことが今の時代に求められているのではないでしょうか。

Nさんと同じように、飲食店を長年経営されていた方が、廃業し、全く違う分野で活躍されている方も過去の相談者でいらっしゃいました。
その方は、次の言葉で覚悟と決意を持って、新しいフィールドへチャレンジをされました。

「とにかくやってみる。」と。




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