【相談日記】もう少し待てば、いい求人が出てくるかもしれない~Kさん(50歳代前半・男性・無職)~

Kさん(50歳代前半・男性)は、大学を卒業後、電子機器メーカーに技術職として勤めていました。しかし、リーマンショックの影響から退職し、違う会社に転職しました。電子機器を扱う会社でしたが、技術職ではなく品質管理が主な仕事でした。
Kさんは、その仕事にやりがいを感じていましたが、今から約5年前に両親の介護が必要となり、退職を余儀なくされ、以降介護中心の生活を送っていました。
昨年、介護の手が離れ、本格的に就職活動を行うことになり相談室を訪問されました。

Kさんは、電子機器に関する仕事に長年就いてきたため、その経験を活かしたい希望を持っていますが、なかなか求人の件数が少ないこともあって就職活動が停滞していることに悩んでいました。
求人を検索すると希望する職種が出てくるには出てくるのですが、求められている年齢や取り扱う製品やサービスの種類が違うことから、応募するまで至らない状況が続いていました。

そこで、違う職種も視野に入れて求職することを勧めてみました。
しかし、「せっかく今までやってきたのに、活かせないのは……。また、違う職種といっても何もできないと感じている。」とあくまでも経験した職にこだわりを持つ意思を持っていました。
とはいえ、Kさんが少ない求人を待っていてもなかなか就職が決まらないことも予想されたため、区切りとなるスケジュールを設定することとなりました。

その期間は2か月間。

そして、Kさんとは悔いのないように求職活動を行うことを約束して相談を終えました。

2か月後。
Kさんに活動の様子を確認することにしました。
するとKさんは今も求職活動を継続していました。この2か月間の様子を確認すると、やはり求人件数は少ないままであること、応募は数件したが全て不採用に終わったことの報告を受けました。

そこで、2か月前に話していた、「違う職種に目を向けてみること」について作戦を立てることになりました。
しかし、Kさんは渋い顔をしています。
どうしたのかと問うとKさんは、「今でも少ないながらも求人情報が出てくる時がある。もともと少ない中なので、該当する求人情報が出てくるのは貴重と感じている。だから、もう少し今の方針(電子機器関連の職探し)を進めていきたい」とのことでした。

求人が少ないことは2か月前にKさんも理解していたはずなのですが、たまに出てくる求人に「もしかしたらもう少し待てばよりよい求人情報が出てくるかもしれない」という期待感を持っているようです。

新たな変化について億劫になる気持ちはわかります。
自分の視野を広げて、BESTな選択だけでなく、BETTERな選択も必要なのではないでしょうか。
もう少し柔軟に物事を捉えてみると、違った道が待っているかもしれません。

「もう少し待てば、いい求人が出てくるかもしれない」

この方針を持ちつつも、二の矢、三の矢を放つ準備もしていきましょう!




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