【相談日記】退職理由が伝えにくい~Gさん(50歳代後半・男性・無職)~

Gさん(50歳代後半・男性)は、前職を仕事上の人間関係で精神的な負担を抱え、退職することになりました。体調も回復し、新たに就職活動をはじめるために相談室を訪れました。

Gさんは、前職の退職理由を「面接で伝えなければならない」と強く思うあまり、就職活動が前に進まない状況に陥っていました。

そこで、なぜ面接で退職理由を伝えにくく感じるのかを問うたところ、「前向きにとらえてくれず、印象が良くないのではないか」と思っているようです。そして「仕事を任せられなさそう」と評価され、不採用になると感じているようです。

だから面接で退職理由をうまく話せるようになりたいと希望を持っていました。

しかし、Gさんは仕事ができる自信を持っています。
仕事ができる自信があるのにもかかわらず、仕事を任せられなさそうに見られることは、どこかで誤解が生じているのではないかと推測できます。

Gさんにそのことを告げると、「誤解をされたくない」と強く思っていました。その理由は、「自分が傷つく」「誤解をとくのが面倒くさい」からでした。

もちろん誤解されずに物事が伝わればいいですが、相手に誤解をされることは多々あります。
その時は、「誤解をとく」ことをしないと、誤解は解消されません。

しかし、誤解をとくことをあきらめていた時もありました。
この時、前職の退職理由の根底になることはこの「あきらめ」が原因であることもわかりました。

そして、今までの生きてきた中でうまくいかなかったときは、「あきらめ」を感じていた時が多かったことも知ることになります。

「あきらめ」は損得勘定で判断した結果から生まれるものでした。しかし、その結果は自分にとって、有益なものではなかったのです。

では、どうしたらいいのか……

そこで、「善し悪し」で考えてみると考え方がすっきりしました。

「自分が傷つきたくない」と「得」を選ぶと、結果は「悪」の感情になる。
自分が何かを成し遂げた時は、「損」な役回りをしていても「善」の感情になる。

Gさんの退職理由が伝えにくく感じる事柄に戻ります。

面接で退職理由を尋ねられることは、多いと聞きます。
だから、尋ねられることを前提として臨むべきかもしれません。

でもGさんは「善し悪し」で考えて面接に臨むと決意しました。

「退職理由を伝えて、誤解をされても、誤解をといて、仕事ができると強く伝える」

こうしてGさんの就職活動は再び動き出したのでした。




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