【コラム】主語は「私は」なのか、「私たちは」なのか。

就職活動の相談を受ける中で、過去の職を辞めた理由を聞くことがあります。
その時に言われることがあるのが、
「私が〇〇したら、否定されました」
「私が良かれと思ってやったことなのに……」
「私が腰が痛いのを我慢してまでやっているのに……」
と主語が「私」になる意見を聞くことが多いように感じます。

確かにその経験をしたのはご本人なので、主語は「私」で合っているのですが、違和感を感じてしまいます。

就職活動をしていると面接等で退職理由を聞かれることが多いと思いますが、「私」が主語になって話す場合は要注意だと思います。

職場での活動をどのようにしていたのか、どんな役割を果たしていたのか、チームの中でどんな位置づけだったのかを説明した上で、「私」なりの理由を話す必要があります。

これは今後どのように職場に貢献できるかを語る時も同様です。

サッカーにたとえてみましょう。
サッカーは、おおまかに攻撃を得意とする選手と守備を得意とする選手にわかれます。
しかし、攻撃の選手が守備をしたり、守備の選手が攻撃をしたりすることは往々にしてあることです。

だからといって、本来の役割が守備である選手が攻撃面での主張を多くすることは本来の役割をおざなりにしていると受け止められるケースが出てきます。
どんなに華麗なドリブルができる技術を持っていても、どんなに強烈なシュートを打つ能力を持っていたとしても、守備面での貢献度を評価された上でないと、高い評価を受けることはできません。

また、チームの方針にも左右されます。
チームが守備的な戦術であれば攻撃面での主張は優先順位が下がってくるでしょう。

このように自分の役割・ポジションや組織の方針・ビジョンによって、「私」の存在価値は変化します。

だから仕事について語る時は「私たち=組織・職場」としなければ独りよがりの主張になってしまいがちです。

組織や職場の価値観や考え方を理解・把握した上で、自分が活きる場面を想定した方がいいのかもしれません。

求人情報からだけではなかなか把握しづらいのも確かです。
できるだけ、面接等の場面で職場の方とお話をしてお互いが理解できるように努めましょう!




トラックバックURL

http://nishi-shigoto.com/chukounen/knowhow/know-how-190205/trackback/