【コラム】ネガティブな情報の伝え方

就職活動をしていると、引け目を感じる内容をどのように伝えようかを悩みますよね。
過去の転職回数が多いことやブランクがあること、資格やスキルを持っていないこと……。

ネガティブな内容なので、なんとなくフタをしたくなる気がするのですが、事実は事実なので、いつかは直面する課題になります。

そこでは、(1)ネガティブ要素をポジティブに捉えること、(2)ネガティブ要素を克服しつつある状況を伝えること、の2つの考え方が重要になってきます。

(1)の場合は、物事の捉え方の話です。

コップに水が半分入っているとしましょう。「あと半分しかない」と「あと半分もある」。
事実は同じなのに、捉え方に変化が生じています。

ちょっと補足をすれば、「もっと飲みたいのに、あと半分しかない」か「今までのペースで飲んでも、あと半分もある」となります。

もちろん、水がいっぱいあることが望ましいのですが、半分の状態であればいずれかの捉え方しかありません。
水がこれ以上増える想定がない以上、「あと半分もある」と捉えた方が前向きですね。

また、「熱中して周囲が見えなくなる」「集中すると時間を忘れる」といった内容は、長所と短所が表裏一体であるような表現です。
このようにネガティブワードとポジティブワードを両方組み合わせると、ネガティブ要素は軽減されていきます。

限られた素材の中で、どのように「おいしい」ものを作るかは、シェフ(あなた)の手腕にかかっています。

(2)の場合は、時間の経過の話です。

そこには反省と努力の跡が必要です。
過去のネガティブなできごとを現在において克服している状況を作り出すのです。

幼少期にピーマンが苦手だったとします。そして、今はピーマンに苦手意識がなくなっているとします。

「昔はピーマンが苦手だったけど、母が料理で工夫をしてくれて、今は食べることができます」

このとき、「昔からピーマン苦手の人は今もピーマンが苦手である」という話にはなりません。
「今はピーマンを食べることができる人」という認識をされるはずです。

そこには、母による料理の工夫という努力の跡が変化をもたらしているという理由も添えられています。

このように時間の経過が変化をもたらすことも多いのではないでしょうか。

逆の話もあります。
高校時代に駅伝で優秀な成績を残した50歳の方がいるとしましょう。
その方が、高校卒業後、走ることをほとんどしていないのに、「駅伝が早い」と言っていたら、自慢に聞こえますし、本当に?と疑問を感じる方もいると思います。
本当は「昔は駅伝で足が速かったけど、今はぜんぜんダメ」が正しそうですね。

こんな場合は、「昔駅伝で厳しい練習に耐えたおかげで、今も厳しいノルマに応えることができる」といったように、「厳しい環境で乗り越えられる自分」をアピールしてはいかがでしょうか。

「物事の捉え方」や「時間の経過による変化」でネガティブ要素を軽くしましょう。
ただし、楽観的に捉えすぎることにはご注意ください。




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