企業研究について

面接は仮説をぶつける場所

面接は知識を問うテストのような一問一答の形式ではありません。「会話=コミュニケーション」です。
面接は自分のことを知ってもらう場面であると同時に、相手のことを知る場面でもあります。

面接は、相手から聞かれることに答えるスタンスではなく、事前に立てた仮説を検証する場であると言えます。
仮説とは、「たぶん○○だろうな」という事柄です。その立てた仮説を確かめる(検証する)のが面接の場面となります。
事前に情報が少なく、企業研究がままならなかった場合はなおさらです。

面接で緊張するのは、不安があるからです。不安は「何を聞かれるかわからない」ところからきています。何を聞かれるかは、事前にわかるものではないので、このポイントでの不安を消し去ることはできません。しかし、何を聞かれるかわからない不安だらけの頭の中に「これは言いたい」「これだけは伝えたい」という要素を加えると不安は薄くなってきます。

■面接で伝えたいイメージはどんなもの?

さて、面接で見せたい自分はどんな自分ですか?
「まじめ」「丁寧」「元気」「明るい」「熱い」「ユニーク」「積極性」「穏やか」「素直」「慎重」「おしとやか」「冷静」「控えめ」「勇敢」…
まずは、自分が伝えたいイメージを固めましょう。第三者目線を導入することもおススメです。

■働いている姿をイメージ=企業研究が必要

(A)イメージの浮かべ方…誰を対象に仕事をしているかを考える/誰と一緒に仕事をしているかを考える/作業ベースで考える/インプットを増やす
(B)イメージの伝え方…具体化する/形容する表現を使う

相手がイメージを思い浮かべやすい言葉を選んで、丁寧に伝えましょう!


【相談日記】営業職に就きたい…

相談者「営業の仕事がしたいんです」
スタッフ「どんな営業をしたいのですか?」
相談者「営業なら何でもいいんです」

そんな会話から相談が始まりました。

前職で営業の仕事の経験を活かしたいとのことでした。

かと言って、一口に営業と言っても幅が広いものです。
ルート営業もあれば新規営業もあります。また扱う商材も営業先の属性もいろいろあります。

「どんな営業をされていたのですか?」「得意としていた営業スタイルはありますか?」などと質問を重ねていき、前職の営業経験を紐解いていきました。

ここでわかったことは
①BtoBの関係で特に工場などの製造現場に行くことが多かった
②製品の原材料を扱っていた
③カタログを使い顧客のニーズに合う商品を提案していた
④アフターフォローも兼ねて頻繁に営業先を訪問した
⑤ルート営業が基本だが新規営業として同業他社と競合することもあった
という5つのポイントでした。

そこで自分が希望する求人情報を探してきてもらうことにしました。
過去の営業経験の中で活かせるポイントを見つけるためです。

いくつかの求人情報を持ってきてもらい比較検討を行うことにしました。
求人情報同士を比較すると共に、前職との違いを見つけていきました。

「この求人情報の企業に就職することの自分自身のメリットは何ですか?」
「逆に企業があなたを採用するメリットは何ですか?」

求職者目線と企業目線の両側面から考察を行っていきました。

中でも求人企業と求職者の共通項探しを重視し、自己PRの素材としてストックしていきました。
この共通項こそが、他の応募者との差別化につながり、共通項が多ければ多いほど企業が求める人物像に近いと考えたからです。

過去の経験をじっくり掘り下げ、自分自身が表現できるエピソードを抽出し、「自分のウリ」を明確にしてから、志望動機や自己PRなど、書類に書く内容を詰めていきました。

現在も就職活動を継続中ですが、書類審査の通過率が上っているようです。面接でも自分のウリを重点的に伝えることが必要となってきます。

活き活きと働くことができる職場に就職できるよう、全力でサポートしていきます。
(相談員M)


視点によって捉え方が違う

就職をする時は企業に対して期待することは大きいですか?

期待に胸を膨らませて行ったはいいが、「思っていたのと違う」「理想とは程遠い」という理由で短期間で離職される方もいるのが現状です。

そんな時は、期待値(企業に求めるもの)が高すぎることが一因として挙げられるのではないでしょうか。

企業に何を求めますか?
充実した研修制度・高い賃金・自宅から就業場所が近いことといった待遇条件ですか?
同僚はみんな自分のよき理解者であること・インフラ環境が充実していること・ストレスなく業務ができる環境など職場環境ですか?

しかし、理想と現実は違うことも多いです。
どちらかというと理想と現実が違うことは当たり前なのかもしれません。

例えば、おいしいと評判のラーメン店に行った時に、口に合わないラーメンが出てきたら、その時食べていない看板メニューである餃子を食べていないのに、「おいしくない店」と評価するでしょう。

逆に、周囲にお店がなく、仕方なしに目の前に見える汚い店構えの店に入って注文した餃子がおいしかったら、「ラーメンもおいしいはず」となり、「おいしい店」と評価するでしょう。

このように事前の期待値が高い時は、少しのマイナス評価が伝播して全てをマイナス評価として見てしまいます。逆に期待値が低い時は、少しのプラス評価が活きてきます。

実は、先のラーメン店の事例では、「餃子はおいしい」ことは共通していますが、評価は真逆になっています。

これを就職活動に置き換えて考えてみると、どちらを選択しますか?

期待値が低い場合は、少々の我慢や辛抱などをしなければならず、何らかの自分の希望とは違う部分が出てきます。そのような限られた枠・範囲の中で行うことこそ、創意工夫することにつながり、「取り組む姿勢」がポジティブになると思います。

どんな仕事に対しても、つまらないことや不満なことを探しがちです。しかし、まずは一生懸命取り組んでみることが大切です。

そうすると、意外に面白いと思うことや思っていたよりも良いことがきっと見つかるはずです。

その方が、情熱を注ぎ、創意工夫を繰り返し、改善策やアイデアが生まれてきます。そしてより高い成果が残せる可能性が高まります。

それが「適職」へとつながるのではないでしょうか。


企業研究ってどうやってするの?

いざ自分に合う求人情報を見つけても、その企業がどんな企業なのかよくわからないという時もあると思います。

そんな時は、いわゆる企業研究をする必要があります。

「やらなきゃいけないことはわかっているけど、やり方がよくわからないんだ」と思われる方もいらっしゃると思います。

一般的には、企業から発信しているホームページやメールマガジン、SNS(ツイッターやFACEBOOKなど)、パンフレットなどを確認することや四季報などに掲載されている企業情報を入手すること、企業のサービスや商品を購入・体験することなどが挙げられます。

しかし、企業の情報が少ない場合も多いです。

ここでは、そんな時でもできる企業研究の方法をご紹介し、少しやるべきことを明確にしていこうと思います。

まずは、「お客様は誰か?」を想像することです。
・企業全体でのお客様は誰なのか?
 →企業が提供する商品やサービスの対象者

・今回の求人で企業が求めている業務では誰がお客様なのか?
 →職種での役割における対象者

・間接的なお客様は誰なのか?
 →直接的な対象者が影響を与えるであろう対象者

これらのお客様を仕事を通じて喜んでもらう必要があります。

喜んでもらうには、「なぜお客様は利用する?」「どんな時に利用する?」「どこでお客様と接する?」などお客様とのやりとりを具体的に思い浮かべます。

そして従業員が「何を提供できる?」「どのように提供できる?」かを想像します。

このような一連の流れを行うことで、その企業で自分が求められるであろう役割の輪郭が少しはっきりしてきます。

企業研究の第一段階としてこのくらいにします。

第二段階としては、他社との比較や業界の中での位置づけ、サービスや商品の上流(原材料)から下流(消費者)までの流れなどを整理していきます。

ここでおおよその企業研究は終了です。

続いて、自分自身の棚卸しに移ります。

第一段階での企業研究で明らかになったことを「自分ができる」と言える根拠をはっきりさせる必要が出てきます。

過去の経験や性格、持ち味などから「自分ができる」という要素を探し出すことになります。

その要素がいわゆる自己PRや志望動機につながる部分となります。

このような流れで企業と自分の距離感(類似点)を探っていくのです。
距離感が近ければ近いほど良いですし、距離が少しある場合は、距離を詰めていく方法を考える必要があります。

このような企業研究は誰かと相談しながらするのがおススメです。
西宮市しごと相談室でも実施していますので、求人情報を見つけたらぜひともご活用ください。


合同就職説明会のすゝめ

直接企業の方とお話しができるチャンスであり、新たな発見・様々な企業との出会いの場「合同就職説明会」に行こう!

みなさんは合同就職説明会に行かれた事はありますか?多数の企業が一か所に集まり、求職者の方々に対して求人のための企業説明会を行うイベントです。直接企業の方とお話ができるチャンスであり、新たな発見・様々な企業との出会いの場であると言えます。求人を探すにあたり、ハローワークや求人サイトのみならず、ぜひ活用していただきたいオススメのイベントです。この合同就職説明会を、より効果的に活用する3つのポイントをご紹介します。

活用のすゝめ 其の一 様々な企業と出会ってみよう!

合同就職説明会は、直接企業の方のお話を聞ける、貴重な場です。

興味のある企業ブースに訪問するだけではなく、興味のない企業ブースにも訪問してみましょう。おもしろい話が聞けたり、新しい発見や興味の持てる企業との出会いがあったりします。アンテナを広げる事で、今まで見えなかったものが見える事があるのではないでしょうか。

活用のすゝめ 其の二 キチンと挨拶し、自己紹介をしよう!

企業ブースを訪問する時は、きちんと挨拶をしましょう。

質問する時にも「私は○○○○と申します。質問なのですが…」と自己紹介をすると、採用担当者の印象に残るかもしれません。ブースに自分一人しかいない場合も、最初に自己紹介すると良いでしょう。このように、積極的に自分をアピールしていきましょう。

活用のすゝめ 其の三 様々な質問をぶつけてみよう!

就職活動では、職業理解・職場理解を深める事が重要です。

せっかく企業の方と直接お話しできる機会なので、気になった事はどんどん質問し、情報収集しましょう。その際、企業の今後の展望抱える課題求める人物像など、ホームページや会社案内パンフレットなどでは知ることのできない事柄を聞いてみましょう。また、事前に合同就職説明会に出展する企業の情報収集を行い、気になる項目をピックアップしておけば、当日スムーズに質問することができるのではないでしょうか。


企業研究どうやっていますか?

求人に応募する時、どんな方法で企業の情報を集めていますか?

インターネットを使った企業情報の収集方法では、企業のホームページなどが一般的です。

このような、その企業自身が出している情報を見る以外にも、「会社名」や「(その会社が扱っている)製品・商品の名前」「社長の名前」などで検索してみる方法などは一般的ですが、他にも、たとえば「企業が属している業界」と「企業名」「応募先企業名」と「競合企業名」など、「複数のキーワード」で検索してみる方法があります。

さらに、言葉を「漢字」「ひらがな」「カタカナ」など、表記を変えてみると、違った検索結果となることもありますので、試してみてください。

自社のホームページを持たない企業でも、間接的かもしれませんが、様々な情報を得ることができます。

自分が勤務するであろう(企業)場所へ直接行ってみることも、実際に働く環境や一緒に働くであろう人などを見ることができるので、お勧めです。

様々な情報を得ることで、企業の今までと違った良い点が見つかります。

西宮市しごと相談室では、応募書類や面接など、実際の就職活動に役立つ様々な情報をお届けしています。
その他の情報もぜひご覧ください。